
昭和58年2月某日
暮れの「東京モーターショー」で見たHONDA CBR-400Fが気に入り、さっそく会社そばのバイク屋へ。CBX400F下取り35万だって。
そんな訳で納車まで待つことに。11.jpg)
そして納車当日。
朝 バイクより「お守り」などを外し、会社へ向け出発。夕方にはピカピカのCBRです。少しこの日はスピード早目。
さて、交差点。信号が赤から青に変わる。ここでうまく加速すると、しばらくはオールグリーンなんだ。だから加速します。そしたらサ、軽が右折待ち…するのかと思ったら、するする交差点に進入してきたからたまらない。鈍い金属音をたて、私とCBXは赤い軽の横っ腹にめり込んで行きました。経験者ならわかってもらえると思いますが、事故る瞬間って、スローモーションのように見えるんだよね。あわててパニックブレーキ状態に陥っているにもかかわらず、赤い軽が徐々に迫ってくる感じに思えた。そして
「ドシーン!」
私はどのくらい飛ばされたのだろう?体が中に浮いたと思った次の瞬間、地面に叩き付けられた感触を覚えた。とっさに柔道の受け身をしたと、目撃者は語る(笑)さすが!
どうやら状況は衝突した瞬間、私は軽の上を飛び越えて 向こう側へ飛んだらしい。飛び越えなければ、状態は最悪になっていたことだろう。
地面で激痛のあまり、しばらく横になっていた。とりあえず「生きている」という意識があった。(笑)まず右手…「動きま〜す」左も良し。足は…左右良し。じゃあ…立てるかな?とムックリ起き上がると お!平気だ。どうやら身体に損傷を認めない模様。
はぁ?ギャラリーが集まってきてる。とりあえず私は、赤い軽の車に歩み寄った。助手席側に食い込んでいる我がマシンCBX400Fだが、下取りどころか、キロいくらのクズと化している。フロントタイヤが並列4気筒エンジンにめり込んでいる。リアのポルシェテールのみが原形をとどめているくらいかな?今度は運転席側に移ってみると、おばさんが青ざめた顔で凍っていた。無理もありません。
私が「大丈夫ですか?」と声をかけたら そのおばさん、正気に戻った様子。すると向こうから救急車の音。私は赤灯をクルクル回してやってきた救急車に手を振って迎えた。(笑)
救急隊員が「怪我人はどこですか?」と私に聞くので、思わず「私です!」と答えてしまった。不思議そうな顔をしている救急隊員をよそに車に乗り込み、とりあえず病院へ。
むち打ち程度の軽傷とのこと。午後には会社で働いていました。(笑)
ただし、下取り予定のバイクがキロいくらになっちゃったもので、今夜納車予定のCBR-400Fはおあずけ状態。
その後保険会社といろいろあって、納車されたのは1ヶ月後となりました。
さぁ!CBR-400Fのお話…というところですが、それはまた、別の機会に…。
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