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私が中学2年生の頃。冬が近い、そんな時期だっただろうか?
曜日は土曜だ。鶴光のオールナイトニッポンを聞いていたから覚えている。時刻は夜中の3時ごろ。
なにやら外で「パチパチ」音がする。
「誰か外で手を叩いているのだろうか?」と最初は思った。・・・が。私の部屋の窓に炎が見える。とっさに火事だァ!と叫び窓を明けると 最初、山が燃えているように見えた。外に出ると近所の人達がすでに集まっていた。
「小学校だよ・・・」
私の母校じゃないか!チャリにまたがると、急いで我が母校の小学校へ向かった。しかし、消防車がいっぱいで近づくことができない。
ひたすら鎮火するのを待った記憶がある。
明け方、鎮火した模様。空は明るくなっていた。
私は徒歩で裏山から学校敷地内に侵入。グラウンドから焼けて朽ち果てた校舎を見て愕然とした。
私が実際に授業を受けた教室があった校舎が燃えたことを知る。もっと近づいてみよう・・・と黒コゲの校舎に近づいた。
水蒸気が舞い上がり、少し危険かな?と思った。
・・・と、そのときに 上から焦げた柱がパラパラ落ちてきた。
それをすっとかわした その目の前に、宮田巡査部長(仮名)の仁王立ちした姿があった。(この巡査に昔、無免許で説教を食らったことがある。)
「おいこら! なぜ逃げる!?」
・・・と思いがけない言葉を頂戴する。
「逃げてなんかいないですよ・・・」と答える私。しかし宮田巡査部長(仮名)は
「私を見たから、逃げようとしたんだろう!」
何をいいだすのだ?そう思うよりも早く、宮田巡査部長(仮名)は言う。
「お前が放火したんだろう!!」
ちょっと待てよ。何で中学生の私が小学校に放火するのだ?馬鹿なことを言い出すおまわりだ!と言いたかったが、どうも、私を犯人と決め付けている模様。何を言っても「お前が犯人だ!」の繰り返し。レコードの溝が飛んじゃって、同じところしか再生しないようなものだ。しまいには
「私の目を見ることができるか!?」
とのたまうから、こっちだって潔白なんだ!ここでヘタにひるむとなめられる!と思い、思いっきり宮田巡査部長(仮名)にキツイ ガンを飛ばした。向こうも手柄を立てたいのか、必死になってガンを飛ばし返してくる。
・・・まぁ、放火の犯人は現場に戻ってくると言う、刑事ドラマなんかに良く出てくる台詞ではあるが、私は純粋に母校、学び舎が燃えてしまったことにショックで見に来ただけなのだ。アリバイだってある(笑)
しかし・・・しかしだよ。その光景を遠巻きに見ていたオバさん連中が「あの子が火をつけたみたいよ」という とんでもない話を始めたからたまりません。
おいおい・・・勘弁してよォ・・・って感じ。
宮田巡査部長(仮名)に 持ち物検査を強制的に受け(この頃、タバコを吸ってなくて、良かった)
住所、氏名を聞かれ、とりあえず 釈放(笑)されたが、とにかく頭にきたものだ。
その数日後 新聞によりますと、出火の原因は漏電による出火であることが判明。ざまぁ!宮田巡査部長(仮名)め!
菓子折を持って、詫びにでも来るかと思っていたが、来るはずがない。
だから私はおまわりが嫌いなのである。
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