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受験を控えた中学3年生の秋のこと。
この頃のガキは オートバイに興味を持つのは、ごく普通のこと。母方の実家にHONDAの70ccのダックスがあった。このダックス 私が小学校の頃からよく 庭で乗り回していました。なんせ田舎なんでね。キーはいつも付けっぱなし。だから むしゃくしゃするときは、よく拝借して乗り回していました。庭ならかまわないということでね。
あの日は、何か、やることがなく、時間をもてあそんでいたもので また拝借して乗り回そうと…。
ブルルン!今日も元気にエンジンがかかりました。実家の庭先をぐるぐる回って遊んでいたのですが、あの日は間が悪いと申しますか…。
庭で我慢すれば良いものを ちょっと先まで…と畑の道を(だから田舎なんだって)抜けて農道に出て(田舎なんだから)坂を登って…そしたらプスンと エンスト(エンジンストップじゃないよ。エンジンストール)ギアがちょっと大きかった模様。このダックスはセルがないので、キック始動です。だが かからない。どうしたんだ?ヘイヘイ・ベイビーと口ずさんだかは定かではありませんが、どうやらご機嫌斜めの模様。そんなとき。ドラマが始まった。向こうからスーパーカブの駐在さん登場。(笑)すごいタイミングとしか言いようがありませんねん。カメは万年。
当時すでに原付以外はヘルメット着用が普通。私のダックスは90ccだから 当然ヘルメットはかぶらなければいけませんねん。カメは万年。
ノーヘルのガキが エンストで右往左往。当然 駐在は「お前!免許を見せてみろ」と言うに決まっています。
仕方がないから「無免許ですぅ」と答えるしかありません。しっかし なぜこんな農道におまわりが通るんだ?私の頭の中はそれだけを考えていたような記憶があります。
1時間近い説教の後、エンジンキーを没収。両親を駐在所まで来させるように!と言い去って行きました。
ダックスを惰性で走らせ実家に置いて、家に戻って…。
普通の家庭ならば
「なんて馬鹿なことをしたんだ?!」
と激しく叱られて当たり前田のクラッカーですが、やはり田舎の家庭。
「なぜ、捕まったの?」
なんです。
母は、駐在に行って お説教を受けてエンジンキーを返してもらってくれました。
しかし、田舎だからこれで済んだのかもね?
普通なら家庭裁判所送りだもんね。
しかし その直後に大きな事件が発生します。
同級生のちょっと不良が入った 名前を「ヨシアキ」としましょうか。そいつは何を思ったのか、中坊(中学生という意味。注意が必要)の分際で、400ccのバイクを購入。学校から戻るなり 近所を走り回っておりました。これは その大きな事件が発生するまで 実はみんな知っておりました。
それが あの日。
学校にヨシアキが登校してこないのです。ヨシアキに一番側近の悪に聞くと
昨日 バイクで子供をハネてしまい、警察に捕まったとか、何とかで 朝から学校は騒然となっておりました。朝のホームルームもそっちのけで 担任の先生は、走り回っておりました。
ここまでなら 他人事で「あいつ 馬鹿なことをしたなぁ〜」・・・で終わったところなのですが、
その日。
授業を中断して 担任の北本先生(仮名)は こう言い始めたのです。
「この中で 無免許運転をしたことのあるやつ 手を上げろ!」
まさか 当時の私が優等生よろしく 挙手するわけがなく 当然 他の者もバックることにしたのですが・・・
「真島!他のクラスでお前のバイクに乗せてもらった・・・という話を聞いているぞ。しらばくれるのもいい加減にしろ」
・・・ということを言われましたもので こうなったら もう まな板の上のハマチ状態。
そう 私が捕まるちょっと前に 野原で乗り回しているところを 「菊池」(仮名)(魔太郎が行くの主人公にそっくりなやつ)が見て 「僕も乗せて」というから 乗せてあげたにもかかわらず 優等生ぶって チクリを入れた模様。後に 他の連中から制裁をうけたといううわさを聞いた。
まぁ ひとりがバレれば 後は芋づる式に 次々に発覚するもので、生活指導室に連行されて 約4時間にもおよぶ 取調べと 説教をこれでもか!というくらい
受けまして あの日は最悪でした。
一方 ヨシアキは家庭裁判所に送られて それでもすぐに学校に復帰した記憶があります。