独言倶楽部

イスカンダル星へコスモクリーナーDを取りに14万8千光年の旅をしたヤマト
沖田艦長の「地球だ…何もかもみな…懐かしい…」という台詞とともに息を引き取る…。
名作だ。はっきり言って。この作品は最後まで松本零士先生のこだわりがあった。先生は後に「沖田艦長は殺したくなかった…」と語る。登場人物の「死」とは 強いインパクトを与えるものだ。

この作品をお読みになった方は、いらっしゃいますか?朝日ソノラマ系の文庫本だったか、忘れましたが、別の「宇宙戦艦ヤマト」があったことを。
ストーリーは大筋で同じなのですが、ストーリーをご紹介しますと、地球がピンチになるところは一緒。「イスカンダル」から救いの手が差し伸べられるのも一緒。しかしこの時点では「放射能除去装置」の名は出てこない。とにかく「イスカンダル」まで来いとのメッセージ。
おなじみのクルーが乗り込んだ「ヤマト」は旅立つ。
さてココからが違う。
森雪にふられてしまったパイロットの島 大介。傷心から勝手に小型艇で宇宙に飛び出し、ガミラスに捕らえられてしまう。・・・が自力で脱出。宇宙をさまよっているところを「ヤマト」に救出される。しかし その後艦内で、原因不明の殺人事件が発生する。そのうちに技術長の真田 佐助(本当は士郎)も原因不明の事故で命を落す。(スゴイ展開ですね)
艦内の囮捜査の結果、犯人はなんと 島 大介でした。・・・というよりガミラスに捕まったときに改造人間にされて(笑)殺人マシーンとなって「ヤマト」に送り込まれたと言う寸法だ。ストーリー半分でメインのキャラが二名、ご臨終という展開。航海の途中で古代と沖田艦長が、デスラー総統と会談するシーンもある。(推測)
途中を省略しまして、いよいよ「ヤマト」はイスカンダルに到着・・・というよりイスカンダルとガミラス星は二重惑星。きれいな星が「イスカンダル」できったない星が「ガミラス」・・・と思ったら、その逆。実は、(ココからがクライマックス)きたない星の「イスカンダル」には、よく覚えていないのだが、人間がいて、科学の推移を駆使した星なのだ。・・・で、「ガミラス」はスターシャのイメージで生まれた人間だと言う。文中では「イメージ・ライフ」という言い方をしていました。「ガミラス」はそのうちに勝手な意思を持つようになり、侵略を開始し、手が負えなくなった。「ガミラス」を潰すには「イスカンダル」を破壊し、「イメージ・ライフ」を終了させるしか手がないとスターシャは言う。
汚染された地球はどうするのか?
スターシャは言う。
放射能に汚染された地球で人間が生きるには、手術によって放射能に犯されない身体に改造する必要がある。その手術の方法を伝授する。(おいおい)最後は古代と森雪の2人が別の高速艇で手術の方法を記された資料をもって地球に戻る。「ヤマト」には沖田艦長を含む残りのクルーがイスカンダルに向けて特攻を開始する。
ラストで、古代と沖田艦長が実は血がつながった親戚であったことが判明する。

・・・とまぁ こんな話だった気がする。

さて
昭和53年第2弾「さらば宇宙戦艦ヤマト」が公開される。私は上映されてから しばらくたってから見ることになるのだが。
最初に見たときは ラストシーンで泣いた。号泣ものであります。
乗組員達と別れを告げ ユキとともに艦長席へ。艦橋に集まるクルー達。死んだはずのユキさえも、微笑んでいる。ヤマトは超巨大戦艦へ特攻を開始する…。
…この映画だけは ビデオも含めると100回は見てますかね?(笑)
しかしロードショーのときはラストで「もう 皆さんの前に「ヤマト」は お目にかかることもないでしょう…」とスーパーが入ったけども、次から消えてるんですよね(笑)冷静に見てみると、この作品が どうして泣けるか!?それは馴染みの深い登場人物が次から次へと死んで行くからなんだよね。コスモタイガーの「山本」「加藤」技術の「真田」「徳川機関長」「佐渡酒造」「アナライザー」「森 雪」、間騎兵隊の「斉藤」「土方艦長」とどめは「古代 進」だ。この作品に対して過激なコメントは避けたいのだが、この「さらば」が皆泣いたのは、ストーリーがうんぬんではなく、単純に乗組員の「死」ではないかと、考えます。その証拠とは…変ですが、テレビ版では、ほとんどが生き残りましたね?だからテレビ版はシラけたでしょう?
とにかく「ヤマト」はこの「さらば」で私としては終わっているのです。この後の続編は興味がありません。はっきり言って。
あと デスラーは放射能ガスの中でしか、生きられないので地球に遊星爆弾を落としたんだよね。テレビの最終回でもワープした後 ヤマトにデスラー艦が追突して どさくさに紛れて艦内に放射能ガスを撒くんでしょう?それでもって これじゃまずいとばかりにユキがコスモクリーナーを作動させるわけですよ。奥さん。
「さらば」ではデスラーはズオーダ大帝とタイマン張って話していますよね?いつからきれいな(彗星帝国が、同じ放射能ガスの中で生活しているならば問題はありませんが)空気の中で生きられるようになったのか?まぁ 宇宙を放浪しているときに彗星帝国に助けられたとき手術でそうなった!という手もなきにしもあらずですが…?
続編では「古代」と「デスラー」の間に友情が芽生える…絶句です。
とにかく「さらば」で終わっていれば「ヤマト」は伝説のアニメになったでしょう。




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