第3回「太郎と語る会」ご報告


「みなもと太郎と語る会」、「太郎とウダウダしゃべろう会」など、毎回微妙にタイトルが変わるこの企画も今回で3回目。
第3回は前回とは違い、まとまったテーマがあるわけではなく、それこそウダウダくっちゃべる会となりました。

ここで前回、前々回のおさらい。(活火山は参加してないので、掲示板で報告いただいた方の再掲載です。)


第1回
ファンは最終的には19人の人数が集まり、予想通り少なかった(思ったより多い?)んですが、逆に先生と、とても近くで、話すことが出来たのでよかったですね。
ファンが先生に質問して、先生がそれに答えるという、そのような形式で進められました。
話の内容としては、もちろん風雲児たちを中心に、先生のほかのマンガの話や先生のマンガ家になるまでの道のりや、マンガ家になってからの話、そしてパロディ論、マンガの歴史、などなど、話が脱線して脱線して、あれ?何の話してたっけ?って言ってまた最初に戻って、また脱線してっというような感じで話が広がってゆきました。
先生は話し方がとても上手くて、分かりやすく、とても面白かったです。3時間、あっという間でした。
その後に、残った8人ほどで、なんと先生と飲み(本当はゴハンのはずだっら)に行き、1時間半ほどでしたが、またいろいろな話しをしました。
とても楽しい、ひとときでした。

(ひでたつさん、ご報告)

第2回
BSマンガ夜話再放送記念「太郎としゃべる会第2回」
        2001年1月26日18:00〜21:30 豊島区民センター第3会議室(2次会 22:00〜24:00 北の家族)
        参加者約35名(2次会に行った人も25名以上!)
        缶ジュースや今川焼きをいただきながらの和やかな集いでした。
        コミケの米沢代表、コミティアの方々、縄文マンガの高室弓生先生もお見えでした。

        ◆BSマンガ漫画夜話
        「ホモホモセブン」のビデオを全員で見ましたが、先生の苦笑いや、
        「違う違う」というリアクションを横目で見ながらという、最高のシチュエーションでした。

        ●結婚してしばらくは、奥様が女性キャラを書いていた
        ◎先生曰く あり得ない。人に書かせるもんか! だそうです(爆笑)
        もっとも2次会で聞いたところ、髪型や服装は手伝ってもらったそうです。
        ●この親父全部(クリームレモン系を)見てる!
        ◎2〜3本しか見ていません。(それだけでも大したものかと)
        ●予告編を作れない作家が多い(レ・ミゼラブルの次巻予告をさして)
        ◎作家ならば全員できるのでは?私が特別ではありません。
         あれも、映画のパロディとして楽しんで書きました。
        とおっしゃっていますが、私には先生の意図とは逆に痛烈な皮肉に聞こえてしまいました(^_^;)
        ○「手塚先生はスタッフに音楽を聞かせた」について先生ご自身の音楽観を話されました。
        ◎音楽史的なものはほとんど知らず、若いころはただ聞いてきた。という感じ。
         40歳を過ぎた頃、いきなりモーツァルトの「音」が語りかけてきた。
         「からっぽになれ、私の音楽だけを聴いているんだ!」(笑い)
         次にはベートーベンの音楽が(彼が風雲児たちに登場したころだそうです)
         「それがお前のベストか?精一杯なのか?」と問い詰めてくる。
         それ以来仕事中はベートーベンしか聞きません(笑い&先生の創作姿勢に対しての感嘆のため息)
        ●アニメもよく見ている・・・
        ◎あまり見てません。東映の劇場長編第1作「白蛇伝」は衝撃だったが、
         あれを超える作品にはまだ出会っていない。
         ただ、TVの「ジャングル大帝」は本当に画面から音楽が聞こえてくる。とおっしゃっていました。
         また、「バトルアスリ−テス大運動会」(2000年テレビ東京系)は、
          「私(みなもと)としては「トップをねらえ」のパロディとして楽しめた」との事でした。
          (やはり只者ではない先生です) →その助監督さんもお見えで、みなもと作品の名セリフ等を
          入れたとの事でした。(興味のある方は探してみよう)
          その他夏目先生のカラオケや、「超人ロック」の聖先生のオーディオマニアぶりの裏話がありました。

        ◆そして歴史的な「風雲児たち」再開発表です。あの場に立ち会えて幸せです\(^o^)/
         「再開します!」 ←実はこれだったのです(^.^) 
        その瞬間ものすごいどよめきと拍手が池袋の夜に響きました。
         イネと蔵六を出会わせる責任もあり、決着をつけなければと考えています。
         29巻の続きから、雲竜と重なる部分については視点を変えていく構想です。
        その後の流れの部分は、すでに皆さんご承知のとおりなので省略します。

        風雲児関連の小ねたでは、以下のような質問がありました。
        ○慶喜は狸顔になるの?
           う〜む、ならないのでは。血の濃さもあるし。
        ○常連顔(近藤や見開きのあの非人類顔)をあまり出さなかった理由は?
          こんなに長くなる予定ではなかったため、出したくても出せなかっただけです。
        ○コミックスで田沼意知暗殺シーンの印刷が薄いのは効果を狙って?
          意図したものではありません。第2版からは普通の濃さに直っています。
        2次会で、孝明天皇はやはり・・・等のお話も伺いましたが、ここに書くよりも連載を待ちましょう。
        また、書き下ろしは、先生が確実に5万部売れる作家であれば実現の可能性が高くなるそうです。

        ◆表現の自由とエロに関して
        この日一番熱く語られた話題でした。
         今年コミックの表現についての規制が法制化される可能性が高い。
         その前に、どこまでなら安全なのか教えてもらい、自主規制しようとする漫画家すらいる。
        ということに関して、帝銀事件(知らない人は調べてみよう)の平澤死刑囚を例にひきつつ、
         エロは恥じるべき表現なのか?
         自分の創造物を発表できることは、それがどんなジャンルであれ、誇るべき事ではないのか?
         それを恥ずべき物とする(社会)環境は正しいのか。(江戸時代の「改革」を思い出しますね)
        とおっしゃっていました。

        ここで終了時間が近づき、先生の原画コピー配布(カラーも有り)&サイン会になりました。
        2次会は飲み屋となり、隣の人と話すのが精一杯のにぎやかさであったため、
        先生とほとんど話せない人が多かったのが気の毒でしたが、
        そこは好き物同士、さまざまな話題で盛り上がっていました。

      (まろさん、ご報告)

さて、活火山が参加した3回目(ちょっとしたしゃれ)のご報告です。(尚、写真はクリックすると高解像度写真を見ることが出来ます。)

私が豊島区区民センター会場についたのは、8月31日午後4時半ごろ。もちろんどなたも見えていません。
みなもと先生と工藤さんが現れたのが5時過ぎでした。この工藤さん、実はTVチャンピオン「マンガ王選手権」の準優勝者で先生のCGのお手伝いをしている方です。(後で意味合いが出てきます。)
で、到着するなり、ふたりは手荷物を置いて買出しに行ってしまいました。(私は荷物番をすることになってしまいました。)
しばらくして参加者がふたり見え名刺交換などをしていると、スナック類と飲み物をどっさり抱えて先生たちが帰ってこられ、みんなで会場設営に取り掛かりました。

先生の「そろそろ始めます。」の言葉で開始した会ですが、いきなり先生による出席確認。

名刺大の用紙に書いた名前に「3」を書き込みながら出席者を確認していく先生です。
口火を切って私が、手塚先生とのやり取りの中の「架空の人物」の件を質問。
先生の答えは、「只でさえたくさんの人物が出てきて整理が大変なのに、架空の人物まで入れるだけの余裕も技量も私にはありません。」との事でした。

以下、質問の抜粋です。(Mは先生、Sは参加者の質問または発言です。質問された方の名前が解っているものについては書き添えました。)
S.「政治的に危ない話ですが、蔵六の東京招魂社の事は書かれますか?。」(田丸さん)
M.「政治的に危ない話ばかりだね。いずれ書かなきゃならないだろうね。」
S.「この夏の騒ぎでマスコミは招魂社(靖国神社)の成り立ちをまったく伝えなかったが。」
M.「マスコミは一番大事なことを伝え様とはしない。まー、ろくなものは無いね。」
この質問に関連して、司馬遼太郎「この国の形」第80章の事が話題に出ました。

M.「冗談新撰組、コミケ本で読みたいですか?。」(会場から拍手)
S.「でも先生、忙しくないですか?。」
M.「忙しいからコミケでお茶を濁そうかな-と。」(笑)
M.「発行の方向で考えます。まだなんとも言えないけど。」

S.「風雲児たち幕末編でペリー来航はやりますか?。」(田丸さん)
M.「やります。ペリー側の視点で書くつもりです。」

M.「次回のコミック乱(11月号)から風雲児たちの単行本が出る事を紙面上で宣伝します。」
S.「単行本はどのような形でしょうか?。」
M.「奔馬よりも大きくなります。4巻を3巻に分けて出す事になろうかと思います。」
S.「加筆は行いますか?。」
M.「全巻巻末にギャグ註を入れる予定です。」

S.「乱以外で連載再開の誘いはありましたか?。」(ひでたつさん)
M.「2誌くらいありました。しかし積極的に動いてくれたのは乱編集部でした。冬コミケで名刺を置いて言ってくれてから、年明けに電話があり、それから話がとんとん拍子に進んで、第2回語る会での発表となります。」

S.「乱は風雲児たちを連載して部数は上がったのでしょうか?。」(工藤さん)
M.「反響が多かった、と喜んでいました。具体的な部数は聞いていません。」
S.「その乱編集部からは何か指示は無いのですか?。竜馬出せ、とか、チャンバラ入れろ、とか。」(ひでたつさん)
M.「一切有りません。最初の約束は、何やってもいい、と言う事です。」

S.「レ・ミゼラブルなどの再販はありますか?。」
M.「う〜ん、どうかなー。冗談新撰組はさっき言ったように外伝の形で出せるけど。でも、もし出せるなら加筆したいところがありますね。」
S.「と、言うと?。」
M.「マリウス君にエポニーヌが恋を抱くところなどですね。」

この頃にTVチャンピオン「マンガ王選手権」の優勝者桃原さんが会場に見えになり、印税や原稿料の話をしてくれました。

S.「「外伝4」18ページに書かれている変なキャラは何ですか?」(たーかいさん)
M.「ゲソピンです。ある時期、1〜2ヶ月の間に漫画家、雑誌、ジャンル、出版社に関係なしに、一斉にこのキャラククターが登場したんです。100名近い漫画家が巻き込まれた事件です。」
S.「なぜ先生は書かれたのですか?。」
M.「ん〜、それは謎なんですね。とにかく、謎の現象として下さい。その謎を探った編集者が消された、ってうわさがあります。」(爆笑)

さて、この他も色々質問がありましたがほとんど雑談形式の為、なかなか文章化できません。すみません。

時間も押し迫り、皆さんで集合写真をとった後、2次会になだれ込みました。(北の家族)

   

語る会へは40名、2次会には18名が参加されました。

さて、その後あつかましくも先生宅にお邪魔した私。
そこでは、なかなか聞けない漫画の話をお聞きしました。
その中のひとつ。
先生は作画グループの古参会員なのですが、もう一人の雄「聖悠紀」の代表作「超人ロック」についてです。
同人時代にこの作品を先生と作画グループ代表馬場よしあき氏が、各雑誌社に売り込みに回りました。
が、「少女漫画みたいだ」とか「内容がとっぴ過ぎる」などと言って、どこの編集部も取り上げてくれません。
そうこうしているうちに、このマンガのうわさを聞きつけたのが、24年組の有名少女マンガ家さん達でした。
彼女らはこの肉筆本を見て衝撃をうけ、世に出た作品が「○○へ・・」「○○○いる」(^^;)でした。これらの作品がヒットする一方「スターウォーズ」などが上映され世間がSFになれた頃、ようやくメジャー誌が「ロック」を掲載したのです。
先進的な作品が日の目を見れないとは、なんともやりきれない話です。

そのほか、いろいろお話をお聞きしたかったのですが、とんでもない事に「歌舞伎町雑居ビル火災事故」が発生し、夜空をつんざくヘリの爆音や臨時ニュースの為、話題が途切れてしまい、せっかくの時間をだいぶ無駄にしてしまいました。う〜ん、残念。

また、機会があれば語る会やコミケに参加したいものです。このホームページでも先生を迎えてOFF会が出来れば、と考えております。

渡辺活火山


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