白い吐息
凍えるような 寒い朝
君は 息が白いとはしゃぎ回った
何が楽しいのか 僕には分からず
寒さが鬱陶しくて コートに首を埋めた
そんな僕に 君は息を吹き掛けた
気だるそうに首を振る僕を 君は笑った
ポケットに入れていた手を 君に引きずり出された
お互い手袋はしていなかったけど
不思議と寒くなかった
君は僕の手を握って 踊るようにはしゃいだ
何が楽しいのか 僕には分からず
君にそれを聞いてみた
「あなたといると 毎年の風景が違って見える」
まったく どうして
君はそういうことを 照れもせずに言えるのかな
本当に 大変な人を好きになったものだ
本当に やっかいだ
君に息を吹き掛けてやると
君はくすぐったそうに笑った
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